永遠のインヴィンシブルズ

 インヴィンシブルズ(The Invincibles)と聞いてフットボールファンが思い浮かべるのは、2003-04シーズンにプレミアリーグを無敗で制したアーセン・ヴェンゲルアーセナルだろう。

 

 26勝12分0敗、勝ち点90で2位チェルシーに11ポイント差をつけた。シーズン最多勝ち点は2017-18シーズンのマンチェスター・シティが打ち立てた100に及ばないが、強さのインパクトは引けを取らないし、むしろ上回っているのではないか。

 

 アンリ、ベルカンプの時に縦に並ぶ最強2トップ。ピッチの中央でゲームを支配するヴィエラジウベルト・シウバとのコンビは絶妙だった。左右からはピレスとリュングベリが容赦のない仕掛けを繰り返し、その後ろからはアシュリー・コールとローレン・メイヤーが援護射撃する。キャンベルとトゥレはまさに鉄壁だった。

 

 レーマンは?な部分もあったが、まあ言うほど悪くはなかったのかもしれない。ドイツ代表にも選ばれていたし。控えにも、ヴィルトールやカヌなどリズムを変えられる良いアクセントが揃っていた。

 

 あれ以来、気づけば16年間もリーグ優勝から遠ざかっている我がガナーズ。あ、言い忘れていましたが、筆者はGoonerなのです!当時は高校生。光陰矢のごとしですなあ。